丁寧な仕事=おいしい。

丁寧な仕事は、いつの世も、おいしいと喜ばれるしリピーターをうむし愛される存在になるのかもしれない。
早い安いだけではなく、オンリーワンの存在だからこそ、日々の鍛錬は尚更大事なのかもしれない。
…と、1枚のたいやきを食べてみて思ったことです。

どうでもいいハナシですが、わたしは、餡子が好きです。
ケーキやチョコレートもすきですが、餡子がいちばんすき。
餡子の何がいいかというと、「飽きない」「割と低カロリー」「バリエーション」、この3点。
餡子がおいしいおみせは、たいていなんでもおいしいし、どら焼きのように生地とのバランスも考えられている。
トータルバランスを楽しむのが、餡子を使ったお菓子を食する楽しみなのです。

個人的に、餡子を使ったお菓子の中でも、とくにすきなのはたいやき。
東京に住んでいた頃は、たいやきすきな友達らと、度々食べ歩きをしていたほどです。
(わかばが特に好きです)
で、そのたいやきには、天然物と養殖物があるのはご存知ですか?
人気沸騰中のたい焼きから希少な天然物を集めてみました

天然物は、いっぴきずつ焼き上げるタイプ。
養殖物は、一度に大量焼けるタイプ。

養殖物が多い昨今、ここ山口にも天然物のたいやきが食べられるお店があるらしく、いってみました。

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「やっとこ屋」
オーダーを受けてから焼き始めるため、すこしばかり待つ必要はあります。
この日は、2枚オーダーしたため、7〜8分ほどまちました。
焼き上がったたいやきは、軽くカリッとした皮とたっぷりの餡子が詰まった1枚でした。
薄く塩味のきいた皮が、やさしくもったりとした粒あんとマッチして美味しかったです。

天然物の美味しさって、皮の美味しさにあると思うんです。
天然物のおみせをいろいろと食べ歩いてきましたが、おなじ味はひとつとない。
皮の味、餡子の味、やきかた、そのひの気温など…、さまざまな状況において,そのときにしか生み出されないもの、だと。
一気に大量に焼ける養殖ものもおいしいのですが、天然物の手間ひまには負けてしまうかなと思っています。
1枚1枚に職人さんの心がこもっているようなきもしますし、なんとなくほっとする味だな、と。

で、立地はあまり良くないんですけど、売れてたんですよね、ここのお店。
この日も一度に10数枚買われていたお客さんがいたりして、ひっきりなしにたいやきが焼かれていました。
(おいしいたいやき屋さんは、閉店時間も早いので注意。)

デザインという仕事においても、クライアントひとりひとりと丁寧に向き合って、対話し、丁寧につくりあげていかなくてはな、と再実感したのでした。

おいしいあんこ、おいしい生地、おいしい焼き方。
そして、おいしい環境をつくりだすこと。

時短できる部分は、とことん時短して、美味しい部分を生み出していきたい所存です。