ボクが黒い画面で格闘する理由。

「くどうさんはなぜrailsを触りはじめたんですか?」
先日、とある友人(プログラマー)にTwitterでこう聞かれました。

…まぁ。
デザイナーであるなら、デザインだけに注力したらいいですよね。

でも、デザインってビジュアルだけじゃないですよね。
情報の組み立ても、中身(Webだったらフロントエンド、バックエンド)もデザインですよね。

専門学校で、デザインなりを勉強していて、ある日こう思いました。
「もっとビジュアルつくりたいなー」と。
情報構成やら、コンセプト構成やら、アイディアをつくる授業が、1年の前期と2年に進級してからがやたらと多かった記憶があります。
PhotoshopやIllustratorの使い方や自由な演習は、ちょっぴりしかなかった。
ので、ボクを始めとした、演習をしたい学生は、休日に学校にいってやっていたりもしました。

その後、Web業界に転職して(前職は建築なのでした)、様々な人たちと出会ってみて、デザインはビジュアルだけじゃないなと思うようになりました。
こと、Webに関しては、いろんなことを知っておかないと、ビジュアルをつくれないことが多くなってきました。
技術的にプログラマーに立ち向かおうとはしていない、餅は餅屋に頼めばいいと思うのです。
ただどんな中身なのかを知っておかないと、依頼をする方も意図した依頼をできない、コトが多くなってきた気がします。

GUIのほうが遥かに使いやすいですけど、CUIに慣れておけば、どんな場所でだって対処できることもあるでしょうから。
中身が把握できていれば、通信環境などに適したビジュアルデザインなどができる。
結局は、餅屋的な考えから、時には涙を浮かべながらも黒い画面を使っているのでした。