むきあう、ということ。

子どもの発達についての講演があったので、行ってきました。

講師はこどもの発達障がいに日々向き合っておられる方。
講演は、講師の先生(以下、先生と記載します)自らの体験に伴ったものでした。


親ならば、子どもの将来に、夢を抱くものです。

どんな子に育ってほしいか
どんな学校に行ってもらいたいか
どんな夢を持ってほしいか
どんな職業に就いてほしいか
どんな人生を歩んでほしいか

親ゆえに、自分自身の願望をも望んでしまいがち、だと思います。
しかし、全てがそううまく行くものではありません。

もし、自分の子どもが発達障がいだと診断されたらどうすべきか?
まずは、その事実を受け止めること。
そして、親としてできる限りの支援を行うこと。
親だからこそ、いちばんの理解者になり、愛情をそそいでやる。

しつけをするときも、まずほめるコトが大事。

意見にも同意・承認をして、こどもの背中を後押ししてあげること。
どんな場所でもいいので、こどもの長所を見つけ、それをのばしてあげること。


講演時間は、1時間半と少し長めに設定されてましたが、あっという間に過ぎていきました。
先生のしゃべりのテンポが良かった。
けして明るい内容でもない、発達障がいというテーマ内に、時折、ユーモアやジョークを織り交ぜていた。
それがなかったら、みんなシンミリとしてしまったであろう。
先生のキャラクターとトークテクニックに救われた気がします。
講演後、父兄や保育士さんのなかに涙ぐんでおられた方もいらっしゃいました。
親としての愛情の深さ・やるせなさ・希望をたくさん含んだ、心を打つ、よいおはなしでした。

先生の話の中で、特に印象的だったコトバが以下。

それぞれ、ひとりひとりの発達スピードがある。
そのスピードはみんなと同じとは限らない。
みんな同じである必要なんかない。
親は焦らずゆっくりじっくりとこどもの成長を見守り助けていくといい。
夢を持つことは大事だ。それが生き甲斐になるから。
夢に向かって着実に、自分らしい生き方を探し、自立していくことを望みたい。


むすめの保育園では、定期的にこういう催しがあります。

通常保育だけではなく、こどもの教育・成長に関するお話を聞けることはありがたい。
この園に通わせて2年めになりますが、日々成長が見られるので、親としては嬉しい限り。

そして、つくづく思うこと。
少なからず、ぼくも彼女に抱いている夢はある。
しかしながら、まずは健康で元気に自分らしく生きていってくれたらいい。