ゴッホ展

唐突的に、ゴッホ展へ行ってきました。
場所は東京国立近代美術館
待つことなんてないだろうと、余裕綽々ででかけたのです。
最寄り駅へついて、目撃したものは・・・ゲルマン人の大移動的集団でした。
140分待ちで、ようやく入場できたものの館内でも閲覧待ち、な状態。
改めてゴッホの魅力を知りました。

今回の催しでは、ゴッホ以外の著名な画家の作品も沢山展示されていました。
自分的には、ミレーの作品を見ることができたのが感激。
ほわっとしたニュアンスなのに、筆使いはチカラ強い。
今度はミレーの作品をもっと見てみたいな、と。

で、ゴッホの作品。
色使いや筆使いにチカラを感じました、
補色の使い方(特に赤と緑)が特徴的。
イロイロな画家に影響されながら自分の画風を追い求め、その情熱が他とは大きすぎたがために衝突も多かったのでしょう。
ゴッホがピカソほどの年齢を生きたら、どういう作品を残していただろうかと。
37年という人生はとても短いと思えたとともに、惜しいなと感じました。

青森県出身で棟方志向という版画家がいます。
彼は生前「わだばアオモリのゴッホになる」という言葉を残しました。
ゴッホの「ひまわり」を模倣して、彼自身も「ひまわり」を描いてます。
棟方志向の作品は、色彩が鮮やか、かつ強いタッチです。
棟方志向がゴッホにどう影響されたか、好いていたか、今回の展覧会を見てなんとなく判った気がしました。
日本の浮世絵から影響されたゴッホ、そしてそのゴッホの影響を受けた棟方志向。
今もきっとソレラの影響を受け表現に従事してる人たちがいることでしょう。

作品は表現者を裸にする。
時には鋭いナイフのように、またはやわらかいスポンジのように。
表現って自分を削りだす作業なんだな。
だからその分、いろいろなものを見たり聴いたりして。常に成長をのぞまないといけないんだなぁ。
・・・それって、時々しんどくなるかも。

さて。
今度はコレとかコレにでも行ってみようかと思います。
展覧会があったらどんどん行くとしよう。そうしよう。