日々のモヤモヤ。

デザインに関して考える機会をいただいてるのですが。
ま、考えること自体は元々好きだし、デザインが何たるかは自分にとっても興味のある事柄。
アイディアをアウトプットする方法はツールは同じであれど、表現方法は日々変化してくもの。
故、必然的なコタエなど存在はしないんじゃないかなと思ったりしてる。

今現在、Webデザイナをやらさせていただいているのですが。
元々イラストレーションからデザインに入った人なのです、ボクは。
好きなアーティスト(Mr.children)のCDジャケットや、もののけ姫のCGに魅了されて、デザイン系専門学校に進んだだけでデザインへの興味などさほどなかった。絵が描けるだけでいいやって言う、単純な気持ちだった。
一応、大学受験の勉強もしてたし、もう少し勉強したいというのもあった。

専門学校では、マルチメディアデザイン科というのに在学していて。
デザインに関する勉強はもちろん、コンセプトつくりやデッサン等は山ほどした。
CG制作や音響制作とかもしたかな、そいえば。
故、いろんなことに興味をもってしまい、就職活動するときもひとつのことに定まらなかった。
同学にインテリアデザイン科やカメラ学科もあったので、そちらのほうにも興味はあった。
タイミングよく、アオモリでそういう仕事情報(CAD)があったこともあり、即決で進路を決めちゃった。

卒業後にすぐにグラフィックデザインの方面に就職しなかったのは、就職難だったほかに、違う方面を見たかったからだと思う。

製図方法はイチから勉強しなおす羽目になったけれど、高校で学びつくした数学が、多少なりともCADで生かせれた。
シゴトとしては最高だったんじゃないかな。
設計方面にシフトしたいと思ってた時期もあったし、今も若干それは残っているかなぁ。
緻密につくられたものは美しいし、現実にカタチとして残るものを作るコトは、素敵でやり応えのある行為である、と。

なんかさ、常にこういう想像をしちゃうんです。
街の風景。
そこに存在する立体物を見て、頭の中でパースおこしする。
ここはどういったラインなんだろうか、値なんだろうかと考えながら。
そういう作業の繰り返しを、頭の中でしていく。
イラストレーションの勉強のために、骨のつくりやら、立体感やら、そういうのを書いてた時期があって、やたらとはまってた。
ワイヤーフレームを作り上げる作業っておもしろいなーって感じた。

デザインもそれと同じで。
むしろ、机上ではない制作のほうが大事な意味を持つ。
カタチのないものをアウトプットし、それを情報等とマッチさせ、商品として作り上げる。
実作業も大事だが、少なくともボクはそこに面白みを感じてきてる。

先日のAPMT2(後日エントリーします)で、マルコスさんのお話聴いてて思った。
「ウェブを知ったら描けなくなった」と。
なんかさ、それすごく判るんだよ。
イラストレーションは、自分の中では今でも別格でそれこそ本気で打ち込みたいんだけど。
ウェブのおもしろさにはまった途端、イラストレーションにおけるイマジネーションをウェブ方面にシフトさせてた。

でも、むしろイラストレーションメインにしたい気持ちでイッパイ。
日進月歩なマイニチに疲れを感じ始めてきてるのかな・・・少しでも。
やっぱ、実際に紙に描いたりするのって大事だって思うんです。

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そういうことをウダウダ考えつつ、合間にモヤモヤしつつ・・・、まぁそんなマイニチです。
眠れないのはほぼモヤモヤの方が大きいです、今はね。

ウダウダとモヤモヤが同時に夢に出てくるときもあるんで、それこそ寝た気がしない。