030124.
「じゃぁ、またね」 3年前の冬。そういって別れたヒトがいた。
それは当時のバイト仲間で、友人で、大好きだったヒト。
けれど、その一言を最後に一度も逢うことは無かった。
今、彼が何処にいて何をしているのかさえ判らない。
最近、当時のバイト仲間と偶然出会った。
朝のラッシュ時、混雑していた駅の構内で見覚えのある顔がひとり。
お互い急いでいたこともあってあまり話せなかったが思わぬ再会に嬉しさを覚えた。 今までの出会いの中で逢わなくてもよかったと思える人はいない。
付き合い方に多少の差はあれど、極力誰とでも付き合える広い心を持ちたいから。 もちろんそれは理想論でしか無いのかもしれないが。
幼少の頃から人見知りで、好き嫌いが激しい。 一度嫌な部分を見てしまうとその人の容姿・思想など全てを否定したくなる。 そんな性格だった故に一番の悩みは対人関係。 自分から変わらなければ・・・そう思ってアクションを起こした。 それが上京することだったりする。
18の時、専門学校である人と出逢った。
先生の助手でもあり先輩でもあった彼は学校内でかなり人気がある人だった。 いつもの帰り道、駅の雑踏でクラスメートらと会話してた時フイに言われた。
「もう少し自分を出していった方が良いよ」と。
それは自分でもどうにかしなければと思っていたこと。
プレゼンでもそんな指摘を受けていただけに痛い一言だった。
その一言がキッカケで何もかも変えたいと思った。中々上手くいかなかったが、変わるも変わらないも自分の心1つだと言うことを改めて感じた。 専門学校でいろいろな人と出逢ったけれど、彼の存在が一番大きいかも知れない。
東京と青森の往復だらけの今までだけど、その分だけ様々な出逢いがあった。
逢いたいと思う時にまた逢えるような関係をつくっていきたい、これからも。