何のためにデザインするのか

デザイナーと名刺に記載され始めてから、早15年になる。

3年近くの育休を経て、復帰してからは、もう怒涛の2文字。
ロスを解消すべく、必死で勉強したし、いろんなデザインに関わった。
アプリデザインにおいては、育休後の僕を契約してくれたという恩義もあり、様々な経験を得た。

様々な経験が今の僕を作っている。

デザイナーは、己の欲求の為がだけにデザインをするのではない。
かといって、雇い主の為がだけにデザインするのでもない。

ユーザーのためだ。
そして、何より製品のためだ。
製品を生かすために行うものであると思う。

生かす、には
・製品としての価値を出す
・製品として世に認知させ、利益として経済を回す歯車にする
この二つが含まれる。

使ってくれるユーザーがいてこそ、製品は成り立つのである。

自分がやりたい実装をやるがために、デザインをしてはならないと僕は思う。
そんな設計などしてはならぬと思う。

全ては、つかい心地のために。
ついつい、盲目になりがちだけど、デザイナーとして忘れてはいかんと思うのであった。